2018年10月11日

オーパーツ超古代文明の謎 南山宏

オーパーツ超古代文明の謎 南山宏 二見レインボー文庫

 理屈が説明できない古代につくられたものを「オーパーツ」というそうです。書中では、「場違いな事物」とあります。
 大昔の科学技術ではつくることができないものが遺跡や遺物として残っている。だれも解明できない。ある意味、解明不能として放置されている。そこに光を当てる本です。オーパーツには、「知識」と「技術」があると記されています。
 小学生の頃、雑誌のなかのひとつのジャンル記事として掲載があり読んだことがあるのを思い出します。
 古代の謎、神秘、不思議に関する写真が冒頭に並べられています。
 文明が開化して、精神的物質的に人間が豊かになってから5000年です。
 発掘・発見の地は、18か所あり、世界の旅を楽しめます。
 昔の人間のほうがレベルが低かったというのは、現代人の思い込みと誤解でしょう。新しければ優れているというものではありません。むしろ、昔の人間のほうが生命力も想像力も意思も強かった。生活の知恵はレベルが高かった。進化と発展によってむしろ人間は弱くなったという考えもあります。
 
 オーパーツに対して、①事実と認める②虚構と判断する③ほおっておくのパターンがあるかと思います。つついてもメリットがないとなれば③になります。書中の言葉を借りれば、「解かれざるミステリー」です。それが、UFOとか宇宙人のしわざまで想像が広がります。
 
 62ページまで読みました。世界遺産の紹介みたいです。
 とうてい古代には作成不能であると思われる「正確な球形の石」、「恐竜を形どった粘土細工」、「スペースシャトルを模した工芸品のようなもの」などが紹介されています。

 読んでいると古代に吸い込まれる不思議な感覚が生じます。古代には現代文明よりも高い文明が存在していた。それは、核戦争で廃墟となったか、宇宙人のしわざかというものです。
 地球上には、まだ解明されていないたくさんの謎があるようです。巨大で重量のある加工した岩や石をどうやって運んだのか。今よりも高度な土木建築技術があったのではないか。2000年前に電力が存在していたのではないか。
 
 イースター島のモアイ像は、5~6体ぐらいだと思いこんでいました。1000体ぐらいはあるそうです。どうやってつくって、どうやって運搬したのか。小さな島の中で、人口もそれほどないと思われるのに。

 学術の本です。学校で習ったチグリス・ユーフラテスとかインダスとか文明を思い出します。

 調べた単語類として、「虚心坦懐:きょしんたんかい。なんのわだかまりもない。さっぱりしている」、「アスファルト:原油からできる」、「インダス文明:インド、パキスタン、アフガニスタン」

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