2025年02月04日
RRR(アールアールアール) インド映画
RRR(アールアールアール) インド映画 2022年(令和4年) 2時間59分 動画配信サービス
ネットのどこかで、この映画がいいと書いてあった記憶が観たきっかけです。
インド映画だということは知りませんでした。
欧米のギャング映画だろうかという予想で観始めましたが違っていました。
観終えて、なかなか楽しかったです。
RRRは、蜂起と咆哮と反乱と(ほうきとほうこうとはんらんと)という意味だそうです。
マンガ的です。じっさいにはありえないような人間の体の動きです。
熊太郎じいさんには、主役の男性俳優ふたりが、ダンサー、振付師のパパイヤ鈴木さんに見えました。女優さんたちがきれいです。美しい。
表面上は、大英帝国に植民地として支配されていた当時の現地インド人の怒りがベース(下地したじ)になった映画です。奴隷解放のようなテーマです。1920年(日本だと大正9年。インドの独立が、1947年(昭和22年))
映画の中では、インド人がイギリス人に家畜のように扱われています。インド人の激しく厳しい怒り(いかり)があります。ただ、インド人のみなさんは、明るく元気です。歌と踊りで気持ちをひとつにして、イギリスの軍隊に向かっていきます。熱く激しく強いインド人魂(たましい)が表現されている作品です。
勢いよく始まりました。歌劇です。全体をとおして、3時間のミュージカルの舞台を観るようです。男性も女性も元気です。
すごい始まり方です。小さな少女がイギリス人に連れていかれて、母親は木の幹で殴られて殺されます。連れていかれた少女をイギリス軍のエリアから救出することが現地インド人の目標です。(昨年のNHK大河ドラマ、『光る君に』と似たようなシーンがありました。まだこどもだった紫式部の母親が、菅原道真(すがわらのみちざね)の兄にいきなり刺殺されたシーンがありました)
すさまじい暴力シーンです。拷問(ごうもん)があります。
群衆の撮影がダイナミックです。スーパーマンみたいな主役の男性ふたりです。格闘技は、ブルース・リーみたい、ボクシング、プロレス、いろんな技で敵を倒します。味方同士だと思っていたふたりの男子は、やがて、敵同士になり、最後は和解して、味方同士になり、イギリス軍をやっつけます。本来対立する立場にあったふたりのインド人男子が、親友になっていきます。
まあ、現実にはありえないような闘い方です。スーパーマンです。激しい戦闘シーンをじょうずに撮影してあります。マンガ的な動きです。
アクション映画です。原始的でもある。迫力があります。力が入ります。
インドの大自然の風景があります。
イギリス人がインド人を見下しています。
イギリス人はインド人を人間扱いしません。ひどいことです。
インド人は、家畜か虫けら扱いです。
BGM(バックグラウンドミュージック)とアクション映像が一体化していて元気がいい。
若い男女が、バイクに二人乗りして、なんか、洋画の『ローマの休日』みたい。
インド人の誇りが、音楽で表現されています。『ナートゥー』
ダンス、ダンス、ダンス、そして、ミュージック、ドラムの早打ちです。
過去あった戦争の中で表現された強いプライドを示す言葉を思い出します。
『ひざまずいて生きるよりも、立って死にたい』
映像では、そんなシーンが、インド人の立場として出てきます。捕まった(つかまった)インド人はかたくなに、イギリス人のトップに対して謝罪をしません。いくらムチで体を打たれても、ひざまずいて頭を下げません。長時間の力が入ったシーンでした。『(うそでもいいから)己の命を守れ(おのれのいのちをまもれ)』と親友が捕まった友にアドバイスをしましたが、親友の相手である男子は受け入れませんでした。ひざまずきません。
そこから歌曲になるのです。そういう発想は日本人にはないと一瞬思いましたが、イヤありました。ドラマ、『不適切にもほどがある』で、そのパターンが用いられていました。もしかしたら、脚本家の宮藤官九郎さんは、この映画をヒントにして、『不適切にもほどがある』のミュージカル演舞シーンをつくったのかもしれません。
毒蛇を使った反撃があります。
猛獣たちを使った攻撃もあります。
インド的です。
プロレス、ボクシングみたいな殴り合いのシーンは、まるで舞踏です。(ぶとう。踊り)
インド人を殺すときに、銃弾がもったいない。銃弾1発がいくらすると思うのだというイギリス軍上司の言葉があります。銃弾がもったいないから、そのへんにある大きな石や、棒でインド人を殴って殺すのです。すさまじい。
銃撃戦がリアルです。(ウクライナのことを思ってしまいます)
日本の時代劇の雰囲気もあります。
戦で(いくさで)、人を殺すときの心構えです。『迷い』をもってはいけないのです。冷酷(れいこく。感情を消す)になるのです。心身ともに、機械的なものになる。そうしなければ、自分が殺されてしまうのです。
だんだん、宗教みたいになってきました。アメリカ映画みたいでもある。
大群衆による暴動が起きます。
昔、まだ小さかったうちのこどもたちと映画館へ観に行ったアニメ映画、『バグズ・ライフ(虫の生活)』を思い出しました。少数派のバッタが、多数派のアリを支配しているのですが、最後は、少数派のバッタが多数派のアリに、数の力で負けてしまうのです。
大きな群れの力に、権力をもった少数派グループは勝てない。
(ただ、現実の世界で起きていることをみると、そうでもない。武力とお金をもっている権力集団は少数派でもけっこう強い。大衆に無関心層が多いのでしょう)
組織を壊すときは、外部からではなく、内部から壊していく。
無言で壊していく。壊すのに言葉はいらない。
アクロバット的ですなあ。曲芸、離れ業(はなれわざ)です。なかなかできることではありません。
火薬という化け物があります。大爆発です。
映画だなあ。
香港映画、『少林寺』みたい。
シルベスター・スタローンの洋画、『ランボー』みたい。
きっと、こちらの映画の監督はじめ製作者は、毎日24時間、映画のことを考えている。そうでなければ、これだけ盛りだくさんで、ち密な作品を仕上げることはできません。
森の中へ逃げた。弓と矢があった。
あたり一面が、炎の海です。すごい。
人間が、バイクを持って、自由自在にバイクを振り回しています。
バイクと馬で攻撃です。
壮大な爆発シーンです。
こっぱみじんです。
ドカーン、ドカーン
血が流れるのが、キモイ
外国の人は、容赦なしです。(ようしゃ:控えめにする。許さない)
インド解放バンザイの映画です。国は国民のもの。異国のものではない。
まず、最初にめざすことが、『(国民に)読み書きを!』です。『教育』です。
映画には主張があります。
にぎやかな映画でした。
主人公ふたりの男性は、『英雄』です。
インドの技術レベルは高い。
最後は、マツケンサンバみたいです。
スピーディ、スピード感がすばらしい!
ネットのどこかで、この映画がいいと書いてあった記憶が観たきっかけです。
インド映画だということは知りませんでした。
欧米のギャング映画だろうかという予想で観始めましたが違っていました。
観終えて、なかなか楽しかったです。
RRRは、蜂起と咆哮と反乱と(ほうきとほうこうとはんらんと)という意味だそうです。
マンガ的です。じっさいにはありえないような人間の体の動きです。
熊太郎じいさんには、主役の男性俳優ふたりが、ダンサー、振付師のパパイヤ鈴木さんに見えました。女優さんたちがきれいです。美しい。
表面上は、大英帝国に植民地として支配されていた当時の現地インド人の怒りがベース(下地したじ)になった映画です。奴隷解放のようなテーマです。1920年(日本だと大正9年。インドの独立が、1947年(昭和22年))
映画の中では、インド人がイギリス人に家畜のように扱われています。インド人の激しく厳しい怒り(いかり)があります。ただ、インド人のみなさんは、明るく元気です。歌と踊りで気持ちをひとつにして、イギリスの軍隊に向かっていきます。熱く激しく強いインド人魂(たましい)が表現されている作品です。
勢いよく始まりました。歌劇です。全体をとおして、3時間のミュージカルの舞台を観るようです。男性も女性も元気です。
すごい始まり方です。小さな少女がイギリス人に連れていかれて、母親は木の幹で殴られて殺されます。連れていかれた少女をイギリス軍のエリアから救出することが現地インド人の目標です。(昨年のNHK大河ドラマ、『光る君に』と似たようなシーンがありました。まだこどもだった紫式部の母親が、菅原道真(すがわらのみちざね)の兄にいきなり刺殺されたシーンがありました)
すさまじい暴力シーンです。拷問(ごうもん)があります。
群衆の撮影がダイナミックです。スーパーマンみたいな主役の男性ふたりです。格闘技は、ブルース・リーみたい、ボクシング、プロレス、いろんな技で敵を倒します。味方同士だと思っていたふたりの男子は、やがて、敵同士になり、最後は和解して、味方同士になり、イギリス軍をやっつけます。本来対立する立場にあったふたりのインド人男子が、親友になっていきます。
まあ、現実にはありえないような闘い方です。スーパーマンです。激しい戦闘シーンをじょうずに撮影してあります。マンガ的な動きです。
アクション映画です。原始的でもある。迫力があります。力が入ります。
インドの大自然の風景があります。
イギリス人がインド人を見下しています。
イギリス人はインド人を人間扱いしません。ひどいことです。
インド人は、家畜か虫けら扱いです。
BGM(バックグラウンドミュージック)とアクション映像が一体化していて元気がいい。
若い男女が、バイクに二人乗りして、なんか、洋画の『ローマの休日』みたい。
インド人の誇りが、音楽で表現されています。『ナートゥー』
ダンス、ダンス、ダンス、そして、ミュージック、ドラムの早打ちです。
過去あった戦争の中で表現された強いプライドを示す言葉を思い出します。
『ひざまずいて生きるよりも、立って死にたい』
映像では、そんなシーンが、インド人の立場として出てきます。捕まった(つかまった)インド人はかたくなに、イギリス人のトップに対して謝罪をしません。いくらムチで体を打たれても、ひざまずいて頭を下げません。長時間の力が入ったシーンでした。『(うそでもいいから)己の命を守れ(おのれのいのちをまもれ)』と親友が捕まった友にアドバイスをしましたが、親友の相手である男子は受け入れませんでした。ひざまずきません。
そこから歌曲になるのです。そういう発想は日本人にはないと一瞬思いましたが、イヤありました。ドラマ、『不適切にもほどがある』で、そのパターンが用いられていました。もしかしたら、脚本家の宮藤官九郎さんは、この映画をヒントにして、『不適切にもほどがある』のミュージカル演舞シーンをつくったのかもしれません。
毒蛇を使った反撃があります。
猛獣たちを使った攻撃もあります。
インド的です。
プロレス、ボクシングみたいな殴り合いのシーンは、まるで舞踏です。(ぶとう。踊り)
インド人を殺すときに、銃弾がもったいない。銃弾1発がいくらすると思うのだというイギリス軍上司の言葉があります。銃弾がもったいないから、そのへんにある大きな石や、棒でインド人を殴って殺すのです。すさまじい。
銃撃戦がリアルです。(ウクライナのことを思ってしまいます)
日本の時代劇の雰囲気もあります。
戦で(いくさで)、人を殺すときの心構えです。『迷い』をもってはいけないのです。冷酷(れいこく。感情を消す)になるのです。心身ともに、機械的なものになる。そうしなければ、自分が殺されてしまうのです。
だんだん、宗教みたいになってきました。アメリカ映画みたいでもある。
大群衆による暴動が起きます。
昔、まだ小さかったうちのこどもたちと映画館へ観に行ったアニメ映画、『バグズ・ライフ(虫の生活)』を思い出しました。少数派のバッタが、多数派のアリを支配しているのですが、最後は、少数派のバッタが多数派のアリに、数の力で負けてしまうのです。
大きな群れの力に、権力をもった少数派グループは勝てない。
(ただ、現実の世界で起きていることをみると、そうでもない。武力とお金をもっている権力集団は少数派でもけっこう強い。大衆に無関心層が多いのでしょう)
組織を壊すときは、外部からではなく、内部から壊していく。
無言で壊していく。壊すのに言葉はいらない。
アクロバット的ですなあ。曲芸、離れ業(はなれわざ)です。なかなかできることではありません。
火薬という化け物があります。大爆発です。
映画だなあ。
香港映画、『少林寺』みたい。
シルベスター・スタローンの洋画、『ランボー』みたい。
きっと、こちらの映画の監督はじめ製作者は、毎日24時間、映画のことを考えている。そうでなければ、これだけ盛りだくさんで、ち密な作品を仕上げることはできません。
森の中へ逃げた。弓と矢があった。
あたり一面が、炎の海です。すごい。
人間が、バイクを持って、自由自在にバイクを振り回しています。
バイクと馬で攻撃です。
壮大な爆発シーンです。
こっぱみじんです。
ドカーン、ドカーン
血が流れるのが、キモイ
外国の人は、容赦なしです。(ようしゃ:控えめにする。許さない)
インド解放バンザイの映画です。国は国民のもの。異国のものではない。
まず、最初にめざすことが、『(国民に)読み書きを!』です。『教育』です。
映画には主張があります。
にぎやかな映画でした。
主人公ふたりの男性は、『英雄』です。
インドの技術レベルは高い。
最後は、マツケンサンバみたいです。
スピーディ、スピード感がすばらしい!