2018年02月13日

百貨の魔法 村山早紀

百貨の魔法 村山早紀 ポプラ社

 タイトルの意味、第一章を読み終えてわかりました。
 百貨店の魔法です。

第一章 「空を泳ぐ鯨」
 なかなかおもしろいファンタジーの出だしです。
 最後は、尻すぼみに感じましたが、第二章以降、関連付けて続きがあるので読み続けます。

 百貨店に魔法を使う猫がいる。いい設定です。
 風早(かざはや)の街は、長崎県諫早(いさはや)が由来と勝手に推測しました。
 
 今の時代に、エレベーターガールは設定として古くないかと思いましたが、第一章は無難に終了しました。

 父親に会いたいファザコンがあります。ただ、どこまで本気なのかはわかりません。

 思うに、この本は2回読む本です。
 2回目に読んだとき、味わいが心に広がります。

第二章 「シンデレラの階段」
 夢にあふれていた若い頃、親との葛藤、そしてNow、老いと病気の人生がある。
 
 小説に詩や歌詞が入るのは好きじゃありません。

第三幕 「夏の木馬」
 良かった言葉として、「星野百貨店は、存続し続けなければならない」

 許容がありますが、自分を捨てた母親は母親ではない。きれいごとだと思う。

幕間
 猫の名前は、「シロ」
 生き物を見ると「死」をイメージしてしまうトラウマがある。(恐怖体験)

終幕 「百貨の魔法」
 箱の中の世界でした。広がりがなく重苦しい。
 種明かし。
 現実社会に戻されて、ファンタジーになりきれていない。
 
印象に残った表現です。「社内結婚が多い。(だから、社員同士の雰囲気があたたかい)」、「離島の猫屋敷」、「月と星と太陽」、「星野百貨店には、ホテルと映画館(名画座)と劇場(音響ホール)が併設されている。」、「母は夢想家、実際は嘘つき。海、魚、鯨、鳥」、「メルヘン、詩人」、「芦沢さん、ダンサーか」

意味です。「コンシェルジュ:ホテル、相談、要望を聴く」



 これで、本屋大賞候補作を読み終えました。
 自分の考えでは、「AK(斧)」伊坂幸太郎、「盤上の向日葵(ばんじょうひまわり。将棋の盤上)」柚木裕子あたりが大賞にふさわしい。続いて、「たゆたえども沈まず」原田マハが好みです。なかなか予想はあたりません。


この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t126878
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい